人事考課のルールに則って、客観的に有名人の人事考課をしてみましょう。
人事考課の基本的な考え方は「評価の基本」に詳しく書いてありますが、
・ 人事考課は人物評価でなくて、職能(行動)評価である。
・ 性格や人柄ではなくて、職務行動やその結果を評価する。
・ したがって、業務に関係ないことは人事考課にも関係ない。
・ 成績考課、情意考課、能力考課の3大項目に分けて分析的に評価する。
・ 成績考課は結果をありのままに評価し、途中経過は考慮しない。
・ 情意考課は仕事への取り組み姿勢や日常の行動を評価します。
・ 能力考課は成績考課からラッキーアンラッキーなどを割り引いて考課する。
・ 評価段階はSABCDの5段階評価とする。定義は下記の通り。
・ 各考課項目でそれぞれ評価し、最後にウエイトを考慮し総合評価を出す。
・ ウエイトは職務の特性に合わせて、その都度決定する。
とします。
なお、行動事実は新聞報道などでわかる範囲内とします。
考課段階の定義と総合評価換算表
評語 |
各評語の定義 |
総合評価 |
点数(100点満点) |
S |
高い基準でも「A」と評価できる。情意考課にSはない。 |
S |
75点以上。 |
A |
期待を上回る。 |
A |
65点以上。 |
B |
標準。期待通り。 |
B |
55点以上。 |
C |
期待を下回る。 |
C |
45点以上。 |
D |
期待を下回り、業務に支障をきたす程度である。 |
D |
45点未満。 |
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