■ 読売巨人軍原監督の人事考課 (考課日:2002/7/21) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1.考課対象 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2002年プロ野球ペナントレース前半戦の戦い。 |
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2.主な行動事実 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前半戦終了時、44勝29敗(勝率.603)で、2位ヤクルトに4.5ゲーム差をつけて1位。 |
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3.人事考課の考え方 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1.成績考課 職務基準は当然優勝への足固めとなるが、ジャイアンツの場合の野球を面白くするということも職務基準に入れたい。 a,前半戦首位で折り返し、ペナントレース優勝の足固めをする。 b,観客が興奮するような采配でプロ野球を盛り上げる。 と設定する。 「a,前半戦首位で折り返し、ペナントレース優勝の足固めをする。」については、勝率およびゲーム差からすると期待をう上回っている「A」と判断できる。 「b,観客が興奮するような采配でプロ野球を盛り上げる。」については、「代打・桑田」や「失敗を恐れぬ果敢な盗塁」など、昨年以上に積極的な采配が目に付き期待通り「B」と判断する。 2.情意考課 3.能力考課 足を使う攻撃が目立ち、特に前半失敗をしても盗塁を試みることで、相手に今年は違うぞというイメージを抱かせ、その後の戦いを有利に進めている点については、企画力を「A」と評価する。 指導・管理力については、監督というよりは兄貴という感じで接し、その上で「名前」を気にせず、必要とあればどんどん若手を使い、また、その後のフォローをしている点については「A」と判断できる。口調も命令調ではなく、アドバイスのような言い方であり、選手も自覚を持つようになってきている。 4.ウエイト 5.結論 |
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4.人事考課の結果 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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5.補足説明 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人事考課は過去の行動や結果を評価するものであり、将来の期待とか可能性は関係しない。結果がいいということは、よくなる理由があるわけであり、その理由は何かを考えていくのが人事考課である。 個人ファンの私としては、「原監督では物足りない、江川がおもしろいのに」と思っていたが、原監督も意外とよくやっているのではないだろうか。 原監督は選手時代、4番バッターとっして色々屈辱を味わってきたから、失敗した選手の気持ちがわかるのかもしれない。 「名選手、名監督たりえず」といわれるが、原監督は名選手(一流選手ではあるが)ではなかったので、名監督になれるかもしれない。(長嶋さんほどの名選手ではなかったという意味、) |