Click here to visit our sponsor

トップページ評価の基本評価のQ&A人事制度の基本有名人の評価言いたい放題掲示板

      女子バレー葛和監督の人事考課 (考課日:2000/6/26)  
     1.考課対象  
   

 シドニーオリンピック世界最終予選

 
     2.主な行動事実  
   

 予選通過できず。8チーム中6位。
試合中の厳しいゲキが話題になった。

 
     3.人事考課の考え方  
    1.成績考課
 予選通過できなかったわけであるから、「業務に支障をきたす程度D」と判断せざるを得ない。
予選通過という期待水準そのものが難易度の高い期待水準であれば、チャレンジプラスワンを適用してCになるが、今回は、参加国中ランキングが4位で予選通過圏内であり、また日本国内で行われる、過去連続して出場しているということを考えれば、決して高い期待水準ではなく、日本代表の監督としてふさわしい期待である。したがって、ありのままにみてDと」判断せざるを得ない。

2.情意考課
 選手を奮起させて何とかしようという勝利への執念は強く感じるが、その試合に直面するまでどのような手をうったかがよくわからないので、責任は期待通りBと判断する。
 規律性、協調性、積極性は特に問題なかったBと判断できる。

3.能力考課
 格付等級にふさわしい(監督としてふさわしい)仕事を与えられて、一生懸命やったのに、結果がD(成績考課がD)ということは、若干のアンラッキーがあったにしても、能力に問題があったと判断せざるを得ない。
 97年に監督に就任にしたときの方針通りチーム作りができなかった「指導力D」または、その方針そのものが絵に描いたもちであった「判断力D」のいずれかの評価となる。

4.ウエイト
 日本代表監督ということを考え、成績40%、情意20%、能力40%とする。
 (トルシエ監督と同じ)

5.結果
 総合評価40点、業務に支障をきたす程度Dと評価できる。
 辞任が妥当か、・・・・・・。

 
     4.人事考課の結果  
   

 

考課項目・要素 評語 ウエイト
成績考課 40%
情意考課・規律性 5%
情意考課・責任性 5%
情意考課・協調性 5%
情意考課・積極性 5%
能力考課・知識技能 5%
能力評価・判断力 D(B) 10%
能力評価・企画力 10%
能力評価・折衝力 5%
能力評価・指導力 B(D) 10%

総合評価

40点

 

 
     5.補足説明  
   

  厳しさを全面に打ち出す監督であり、最近の日本の指導者では数少ないタイプとして人気があり、好感が持てる。
 葛和監督だったからこそ、これだけの感動を日本中に与えてくれたわけで、これはこれで感謝しなければならない。
 また、葛和監督だったから、このような結果に終わったのも事実である。