◆ 役員の退職慰労金の計算は大別して2通りの方法があります。
1.功績倍率方式
計算式= 退職時の最終報酬月額 × 役員の在任年数 × 功績倍率
例1 退職時の役職が社長であり、そのときの報酬が月額120万円、役員としての勤続が25年の場合
120万円 × 25年 × 3倍(社長) = 9000万円
社長3倍、専務2.5倍など功績倍率を別途決定する。
2 役位別評価方式
計算式=( 役位別最終月額報酬 × 役位別在任年数 × 役位別功績倍率 )の累積額
例2 取締役(報酬50万円)3年、専務(報酬100万円)5年、社長(報酬120万円)17年で退職した場合
取締役 = 50万円 × 3年 × 2倍 = 300万円 :A
専務 = 100万円 × 5年 ×2.5倍 = 1250万円
:B
社長 = 120万円 × 17年 × 3倍 = 6120万円 :C
A + B + C = 合計役員退職金 = 7670万円
功績倍率は 会長・社長=3倍 専務=2.5倍 常務=2.2倍 取締役=2.0倍などとする。
会社役員の具体的な処遇データは、
会社役員の報酬の調査において
日本随一の実績を誇る政経研究所発行の 「2007年度版 役員処遇データ全集」をご利用ください。
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