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      人事考課者訓練の実際2  
     3.考課者訓練の各社の取組状況  
   

● 人事トータルシステムが狙いどおり機能するかどうかは、その核となる人事考課が公正に行われるかどうかにかかっており、人事考課を公正に行うために、各社、徹底した人事考課者訓練等を実施しています。

 

  1年目 2年目以降 新任
M社 全管理者
 通信添削受講
 考課者訓練1日
全管理者
 考課者訓練1日
 継続実施
新任管理者は通信添削実施後、合流
N社 全管理者
 考課者訓練2日
半年後
 人事考課診断
全管理者
 考課者研修半日
 継続実施
新任管理者は新任管理者研修の中で実施し、その後合流
K社 全管理者
 考課者訓練2日
全管理者
 考課者訓練2日
全管理者
 考課者訓練1日
S社 全管理者
 考課診断テスト
 考課者訓練2日
1年後
 フォロー研修1日
その後
 2日間研修継続
新任は公開セミナー参加後合流
G社 全管理者
 考課診断テスト
 考課者訓練2日
3ヵ月後
 通信添削受講
その後
 考課者研修半日
 継続実施
新任管理者は新任管理者研修の中で実施し、通信添削実施後、合流

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     4.管理者の役割と人事考課  
     人事考課や目標管理を余計なこと余分なことと思っている人がたまにいますが、決してそんなことはありません。
 人事考課しようがしまいが、目標管理をしようがしまいが、「部下に仕事を与え、その結果をチェックする。」これは当然、管理者の役割としてみな行っていることです。「部下の仕事振りをみて、ほめる・叱る・注意する」これも当然行っていることです。
 つまり、 「人事考課のために目標管理を行う、人事考課のために仕事振りを観察する、指導する。」のではなく、「管理者の役割として、目標管理や部下指導を行い、その結果を人事考課に反映する。」ということなのです。

 ここで、管理者の役割について考えてみましょう。管理者の役割は大きく分けて次の8つです。
 1 仕事の管理
 2 部下の管理・指導育成
 3 報告
 4 上司の補佐・意見具申
 5 関連部署との調整
 6 業務の改善
 7 担当業務の遂行
 8 職場方針の設定と浸透

 この中の仕事の管理、部下の管理、指導育成、職場方針の設定と浸透を、人事考課や目標管理を通じて徹底しようということなのです。

役割 内容   人事考課 内容
仕事の管理

仕事の指示命令とチェック。
役割を明確にし、目標設定を行いチェックする。

成績考課 明確の指示命令に対する達成度。明確な役割や目標の達成度を評価する。
部下の管理 勤務態度・取り組み姿勢の向上を図り、叱る・ほめる・注意する。 情意考課 あるべき姿を明確にして、取り組み姿勢や勤務態度を評価する。
指導育成

能力不足点を把握し指導する。
できる点を把握し、仕事に活用する。

能力考課育成面接

仕事振りから仕事をする能力を判定する。面接で本人に自覚させ今後の改善に結びつける。
職場方針の設定と浸透 会社目標を具体化して、部門目標、部門方針を設定し部下に浸透させる。

目標管理目標面接

部門目標を設定しそれをブレークダウンした目標を部下に設定させる。

 また、言い換えれば、人事考課や目標管理は管理者の役割をしっかり行うための手法(方法、手段)であるということになります。

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