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      言いたい放題 21  
    101.イラク人質自己責任論  
     イラクで人質になった民間人が、無事開放され本当によかった。無事が確認されたころから、自己責任という言葉が、マスコミに流れ始めた。今まで、管理責任ばかりを強く追及してきた日本社会あるいは日本マスコミでは異例のことである。自己責任を考えるよい機会ではないだろうか。

 確かに自分の行動については自己責任である。今回人質となった人たちも十分に認識した上での活動だと思う。多少、計画の甘さや認識の甘さがあったにせよ、当事者は十分自己責任を認識し、ある程度の覚悟の上でイラクで活動していたのであろう。一般市民の立場では「自分の命を顧みず人道支援活動をするという崇高な行動」と感じたり、「人道支援に魅せられた無謀な行動」と感じたり、色々な捕らえ方があると思う。また色々な考えがあってしかるべきである。

 しかし、政府(政府関係者、政府首脳)が、人質になった人の自己責任を訴え、救出にかかった経費まで負担させようというのはどうだろうか。大人気ないような気がするが、・・・。

1 まず、これは自然災害ではなく、犯罪であるという点。人質になった人は被害者である。

2 犯罪が起きたきっかけは、日本の国策(自衛隊派遣)が大きな原因であると考えられる。

3 犯罪は日本の国策に対抗する意図があり、人質になった人は政治的に利用されたと考えられる。

4 イラクという危険地域に行ったという点については、確かに自己責任でるが、人としてある程度の危険を冒しても行動しなくてはいけないことが各人にある(個人の意識によりさまざまであるが)。そのような行動があるから人間が人間らしく生きていけるのだと思う。自分の身の安全だけを優先する社会が本当の人間社会といえるのであろうか。政府はそのような行動を認めたうえで、より安全に、人命を守る義務があるはずである。
 今回はイラクという危険地域を国策により、より日本人にとって危険な地域としておきながら、自衛隊派遣時はことさら安全を強調し、危険なイラクの状況を誤認させる可能性があった。

など、政府としてはすべて自己責任とは言い切れないのではないだろうか。
それを、政府主導で自己責任を訴えるのはなぜか?どこかに弱みがあり、触れられたくないことがあるからそれをカモフラージュするためだろうか。それとも、何か公開されていない情報を持っているからなのだろうか?

いずれにしても、そのような政治家を選んだのも国民の自己責任でしょう。

もちろん、インターネットでうわさされている自作自演であれば、自己責任と違った次元の話になるであろう。

 

 
    102.サービス残業の是正指導  
   

 時間外労働(残業)に対する割増賃金を支払わないサービス残業があったとして、全国の労働基準監督署が事業主に残業代の支払いを求めた是正指導が、昨年1年間で1万8511件に上ったことが15日、厚生労働省のまとめで分かった。

 以下、共同通信によると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  前年(約1万7077件)を1500件近く上回る6年連続の増加で、過去約30年間で最も多かった。労働基準法違反容疑で書類送検した件数も、前年の49件から84件に増加した。  厚労省の集計によると、労基法や労働安全衛生法の違反を是正するため、2003年は全国の約12万1000の事業所を立ち入り調査。このうち、約15%に当たる事業所で割増賃金が支払われていないことが判明した。  03年には、サービス残業で約65億円の未払い分が発覚した中部電力や、消費者金融最大手の武富士、大手百貨店の松坂屋などが是正指導を受けた。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 サービス残業とは
 ・ 残業代を全額または一部しか払っていない。
 ・ 残業時間に上限を設け、それ以上払っていない。
 ・ 会社で残業時間を把握せず、本人から申請あった分(通常少なめ)しか払っていない。
 ・ 残業代を固定(実際の残業時間より少ない)で払っている。
 ・ 労基法上の管理職でないのに、残業代を支払わず管理職手当のみ支払っている。
などが該当する。

 このサービス残業をそのままにしておくと、労働基準監督署の調査が入り、サービス残業(賃金不払残業)の事実が確認されると、過去にさかのぼって残業代を支払うよう是正勧告を受ける。

 こうなると会社も従業員も痛手を受けることになる。
「残業とは何か」ということを労使ともに共通認識を持ち、ルール通りに運用することが大事である。

 このHPの 言いたい放題> 残業は悪? を参照のこと。

 

 
    103.プロ野球1リーグ制  
     阪神球団が1リーグ制に反対して、巨人以外のセリーグ5球団と協議して、2リーグ制維持のための案をまとめるそうである。どのような画期的な案が出るか楽しみである。 しかし、その前にちょっと首をかしげたくなることがいくつかある。

 そもそも、今回の問題は近鉄とオリックスの合併問題であり、パリーグの球団が1つ少なくなるということである。これについてもっと協議すべきであり、買収を含めて球団を減らさない工夫を考えるべきである。(本当はここが大事
 それを、阪神を含めて各球団が合併ありきで話を進め、合併そのものを了承しておきながら、いまさら2リーグ制維持とは、何たることか。セリーグ5球団のエゴが見え隠れする。

 オーナ会議では、セリーグ6、パリーグ5球団の場合は、2リーグ制を維持する。
しかし、パリーグ5球団では、ますますパリーグの球団の経営が悪化するので、もう一組合併を勧めて、10球団として、1リーク制にしたい。との意見があったわけである。
これは、近鉄とオリックスの合併を前提として考えるなら、プロ野球全体を考えたよい意見である。

 ところが、今回の阪神球団の2リーグ制維持は、パリーグがどうなろうと自分たちは6チームでやって行きたいということであり、10チームでの1リーグ制には反対ということである。
チーム数が多くなると巨人戦が減って放映権料が半減するということが、一番の理由であろう。
しかし、それではますますパリーグの経営が悪化し、さらに球団数が減ってしまい、プロ野球が衰退してしまう可能性がある。

 そして、その代替案が交流戦である。だいたい、いまさら交流戦を持ち出すこと自体がおかしい。だったらこの様な事態になる前に、5年前、10年前から交流戦を行っていればよかったのである。これも、巨人を除くセリーグ5球団の反対で実施できなかったのである。目先の利益ばかり追う巨人依存体質セリーグ5球団のために、プロ野球全体が衰退しているといっても過言ではない。

 そこで一つ提案がある。そんなに2リーグ制がいいのであれば、2リーグ制を維持して巨人がパリーグに移ればいいのではないだろうか。セリーグが巨人を除く5チーム、パリーグが巨人を入れて6チームで行えばよい。そうすれば、巨人依存体質セリーグ5球団もパリーグの気持ちが少しはわかるかもしれない。

 ps
  阪神球団は最初フランチャイズの件で、合併そのものに異議があるようであったが、自分たちもダブルフランチャイズが認められると、手のひらを返したように合併に賛成してしまった。ここにも目先の利益しか考えない球団の体質が垣間見える。

 私はチームとしての阪神はじめセリーグのチームは好きであるが、球団としての経営判断や上層部のやり方については、疑問を感じている。

 
    104.労働者の35%が非正社員  
     厚生労働省が発表(7月21日)した「平成15年就業形態の多様化に関する総合実態調査結果」によると、
1 労働者の割合は、正社員は65.4%、非正社員は34.6%となっている。
2 なお、パートタイム労働者は23.0%となっている。
3  前回調査(平成11年)と比べると、非正社員は7.1ポイント上昇している。
とのことである。

 さらに
4 正社員のみの事業所は24.7%、正社員及び非正社員のいる事業所は71.6%、非正社員のみの事業所は3.7%となっている。

5 就業形態別にみると、パートタイム労働者のいる事業所は57.7%、嘱託社員のいる事業所は11.3%、契約社員のいる事業所は10.3%、派遣労働者のいる事業所は7.6%となっている。

6 3年前と比べて非正社員比率が上昇した事業所は19.1%で、上昇した就業形態(複数回答)は、パートタイム労働者が64.4%、派遣労働者が13.3%、契約社員が13.1%となっている。

7 今後非正社員比率が上昇すると予測する事業所は19.8%で、上昇が予測される就業形態(複数回答)は、パートタイム労働者が71.2%、契約社員が21.1%、派遣労働者が16.6%、嘱託社員が13.0%となっている。

8 非正社員を雇用する理由(3つまでの複数回答)は、「賃金の節約のため」が51.7%と最も多い。次いで、「1日、週の中の仕事の繁閑に対応するため」が28.0%、「景気変動に応じて雇用量を調整するため」が26.5%、「即戦力・能力のある人材を確保するため」が26.3%となっている。

9 就業形態別にみると、契約社員は「専門的業務に対応するため」、派遣労働者は「即戦力・能力のある人材を確保するため」、パートタイム労働者は「賃金の節約のため」が最も多い。

10 非正社員が現在の働き方を選択した理由(複数回答)は、「家計の補助、学費等を得たいから」が35.0%、「自分の都合のよい時間に働けるから」が30.9%、「通勤時間が短いから」が28.1%、「正社員として働ける会社がなかったから」が25.8%となっている。

11  就業形態別にみると、契約社員は「専門的な資格・技能が活かせるから」、派遣労働者は「正社員として働ける会社がなかったから」、パートタイム労働者は「家計の補助、学費等を得たいから」が最も多い。

12 非正社員のうち、臨時的雇用者、契約社員、派遣労働者等では3割を超える者が他の就業形態に変わりたいと思っている。  また、契約社員、派遣労働者、パートタイム労働者等では、他の就業形態に変わりたいとする者の8割以上が「正社員」を希望している。

● 賃金抑制など企業の都合で今後ますます労働者の非正社員かが進んでいきそうである。
 また、個人の都合で今のままの雇用形態で良いと思っている人が7割り近くいるが、変わりたいと思っている人も3割以上いる。そのうちの8割以上が正社員を望んでいるが、・・・。

● 企業としても、厚生年金の負担増、定年延長継続雇用の問題、簡単に雇用調整できないなど、正社員雇用による将来へのリスクが増える分だけ、採用しにくくなってきているのではないだろうか?

 

 
    105.五輪団体球技頑張れ  
     あと1ヶ月足らずでアテネオリンピックが始まる。日本人選手にはぜひ頑張って欲しいものであるが、特に団体競技になると、急に「愛国心」が高揚してくる。今回のオリンピックに日本が出場する団体競技は次のようなものがある。

1 男子野球
2 男子サッカー
3 女子ソフトボール
4 女子サッカー
5 女子バレーボール
6 女子バスケットボール
7 女子ホッケー

 過去の実績は次の通りである。

年度 都市 野球

サッカー バレー バスケ ホッケー ハンド 水球
84                  
88                    
92                      
96                
00                      
04 × × × × × × ×

 kana_3なりに予想してみると(皆さんはどのように予想されますか?)

1 男子野球は「金」、キューバに負けて「銀」の可能性もあり。
2 男子サッカーは予選リーグ突破で期待通り「B」、ベスト4で「A」、優勝で「S」
3 女子ソフトボールは絶対「金」、シドニーのお返しを!
4 女子サッカーは1次リーグ(スウェーデン、ナイジェリア)を突破して欲しい。
  男子より期待できる?
5 女子バレーバールはまず予選突破を。男子の分まで頑張れ。
6 女子バスケットボールは予選リーグ(ブラジル、オーストリア、ナイジェリア)で勝て。
7 女子ホッケーは和田アキ子も応援している。まず1勝。女子ホッケーは初めての参加。

 いずれにしても、頑張って欲しい。