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      おすすめ図書 1  
    1.「稼ぐ人、安い人、余る人」  キャメル・ヤマモト著  
   

発行元/幻冬社 発行日/2001年9月5日 本体価格/1,400円 ページ数/263ページ

 人の選別が急速に進み、人材にも経済原理が適用されるようになった。その結果、サラリーマンは次のように識別される。

・ 稼ぐ人
市場に評価される成果をコンスタントに出して、会社にとって稼ぎ頭になってくれる人材。
・ 安い人
パートタイマーなどのように、単純労働を切り売りし、安い賃金に甘んじている人。
・ 余る人
もらっている賃金に見合う働きができず、企業から辞めてほしいといわれている人。

 自分の頭で考え、動くことのできる稼ぐ人はきわめて貴重な人材であり、企業その他で稼ぐ人を巡る争奪戦が起きている。

・ 稼ぐ人になるための7つの才
 第1の才 志が高く明確である
 第2の才 現実を直視する力
 第3の才 成果へのインスピレーションがわく
 第4の才 失敗しながらやりぬくタフネス
 第5の才 リードしリードさせる力
 第6の才 学習が早い
 第7の才 仕事で遊ぶ

その気にさせたい人を指導する基本作戦
・ GROW を質問し自覚させる
 G ゴール
 R 現実のチェック
 O オプション・解決法
 W What&When、何をいつまでに

 

 
    2.「金持ち父さん 貧乏父さん」 ロバート・キヨサキ/シャロン・レクタ−共著白根美保子訳  
   

発行元/筑摩書房 発行日/2000年11月15日 本体価格/1,600円 ページ数/280ページ

 「一生懸命してよい成績をとって、安定した職業に就きなさい」という教えは間違っている。自分のためにまじめに働くのは、実は自分のためではなく、税金を払うため、株主のため、住宅ローンのためであり、老後のために一生働き続けなければならない。

 金持ち父さんの6つの教え
1 金持ちはお金のためには働かない。
  中流以下の人間はお金もために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる。
2 お金も流れの読み方を学ぶ。
  金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む。
  資産は、私のポケットにお金を入れてくれる。負債は、私のポケットからお金をとっていく。
3 自分のビジネスを持つ。
4 会社を作って節税する。
5 金持ちはお金を作り出す。
6 お金のためではなく学ぶために働く。

 「富(裕福度)とは、今日仕事をやめたとして、あと何日生きることができるか」
                                  
バックミンスター・フラーの言葉

 

 
    3.マネジメント心理学 和田秀樹 著  
   

発行元/ビジネス社 発行日/2001年8月1日 本体価格/1,300円 ページ数/198ページ

 1965年以降に生まれた日本人の顕著なパーソナリティーを精神分裂症の英名「シゾフレニア」にちなんで「シゾフレ」と命名する。

 シゾフレ人間の特徴
・ みんなと同じ物を持っていたい、自分だけ浮くのはイヤだ、という心性が強い。
・ 若者文化に顕著なメガヒット現象も、上記の特徴(たまごっち、ユニクロなど)の現れ。
・ 誰かに何とかしてもらいたい、という心性が強く、あくまで人頼り。
・ 努力せず、すべて自分以外の何かのせいにする。

 シゾフレ人間をマネジメントする方法
・ 神様になる
  大切なのはカリスマ性。取り柄を磨いてカリスマ性を演出し、自ら神様になることでシゾフレ人間  を引っ張っていくことができる。(ビルゲイツや中田英寿などのような自信に満ちた雰囲気)
・ アメとムチ
  強制に対して従順なシゾレフ人間。違反者には厳しく罰し、優秀者には報奨金を与える。
・ 権威とマニュアル
  シゾレフ人間は権威あるものや人に弱い。自主性が乏しいので、権威あるマニュアルをしっかり  作り、それを絶対ルールとして従わせる。

 

 
    4.アメリカ発なるほど儲かる!ユニークビジネス 有元美津世  
   

発行元/ダイヤモンド社 発行日/2001年9月6日 本体価格/1,900円 ページ数/220ページ

 ビジネスをはじめるには相当なエネルギーがいる。そして、それを継続していくには、さらに多くのエネルギーが必要だ。しかし、大変な反面、その報酬も大きい。金銭的報酬もさることながら、最大の報酬は「自分の人生を自分自身の手でコントロールできること」である。

 アメリカの起業家に共通する成功のポイント
・ 非常識なアイディアを信じる。
・ 悩みを解決する
・ 自分の道は自分で開く
・ 自分の好きなことをやる
・ 顧客中心に据える
・ マーケティングを理解する

 近年アメリカで成功を収めたユニークビジネスの例
・ 中小ビジネスの売買仲介業
・ つり・狩猟専門の旅行手配FC
・ ビジネスマタニティ服貸出業
・ オンラインでダイエット
・ 空港内レンタルオフィス など

 


    5.イスラームの日常世界 片倉もとこ著  
   

発行元/岩波書店 発行日/1991年1月21日 本体価格/740円 ページ数/227ページ

 イスラームの社会は、「人間は本来弱いものだ」という人間化に基づいて成り立っている。例えば、男女が肌を見せて接触すると、人間は弱いからどうしても乱れてしまう。そのため、あらかじめ体を覆う衣服を身につけ、誘惑に負けないような状況をつくる。アルコールの同じである。

 イスラームの人々の生活は「仕事」「遊び」「安息」の3つに分けられる。この中で彼らが最も大切にするのは「安息」である。

 イスラーム社会の価値観と西洋文化の価値観は大きく異なるが、互いが共存していくためには、自分たちと異なる世界では、人々が「何を最も大事だ」と考えて暮らしているかを、その「普段着の姿」を通じて知る努力をしなければならない。

 

 
    6.史上最強のリーダー シャクルトン マーゴ・モレル/ステファニー・キャバレル共著高遠裕子訳  
   

発行元/PHP研究所 発行日/2001年8月17日 本体価格/1,500円 ページ数/309ページ

 南橋探検失敗後、2年間の漂流を経て隊員全員生還という奇跡を成し遂げたシャクルトンに学ぶリーダーシップ。

◆ リーダーシップの磨き方
1 他人を思いやる気持ちと責任感を養う。部下の人生に対しては、自分が思う以上に大きな影響を与えているものだ。
2 何かを決めたら、難しくてもやり遂げる。
3 ワクワクするような職場つくりに努める。能率を上げるためには、前向きで明るい職場環境が重要だ。
4 自分の仕事の範囲を超えて、学習や付き合いの幅を広げること。物事を別の観点から見ることができれば、問題にぶつかった時柔軟に対処することができる。
5 変化の激しい世界では、方向転換して新たなチャンスを捕らえ、新たなスキルを学ぶことを恐れてはならない。
6 後退や失敗を利点に変える方法を見つける。自分が前進する好機となる。
7 過去の失敗に学ぶ。自分の失敗だけでなく、他人の失敗からも学ぶ。
8 いかなる犠牲を払っても目標を達成すると主張してはならない。適切なコストで達成すべきであり、部下に過大な負担をかけてはならない。
9 ライバルを公に批判しない。紳士的に競い合う。いずれ協力を仰ぐことがあるかもしれない。

◆ 忠実で結束あるチームのつくり方
1 行動する前にじっくりと観察する。初めての場所なら特に必要。
2 部下に関係する情報は進んで公開する。十分な情報があれば、部下も積極的に関与しようとするし、備えもできる。
3 仕事の秩序を確立し、手順を決める。これによって各人の持ち場や何をなすべきかがわかる。訓練しだいでは自分にもできるという感覚が身につく。
4 些細な仕事から難しいものまで、一人の人間がいくつも仕事を経験するようにして、旧来の階層や派閥を打ち破る。
5 可能な限り、一つの作業を共同で行う。これによって信頼と尊敬、さらいは友情が生まれる。
6 報酬や仕事量、罰則は公平に分け合う。公平でないと、誰もが嫌な思いをする。
7 自ら模範を示す。指示した仕事については時折助言する。これによって、仕事に高い基準を設けることができる。その仕事を重視する姿勢を示すことができる。
8 頻繁に集まる機会を設けて結束を強める。形式張らない昼食会なおどを開き、従業員が仕事以外で自由に語り合える場を増やしてもよい。

◆ 全員で危機を乗り越える方法
1 危機が発生した場合、直ちに部下に話をする。リーダーが責任を負い、行動計画を示し、支援を求める。必ず事態は好転すると絶対的な自信を示す。
2 不必要な中間の階層は取り除く。危機的な状況では、直接指揮をとるのが効果的だ。
3 選択肢をいくつか用意し、綿密に検討する。
4 供給と業務の流れをスリム化して、スピードダウンを避ける。
5 部下が軌道を離れないように、適宜チェックする。人は時間とともに、危機が当たり前だと考えるようになり、関心を失うものである。
6 不満分子は自分のそばにおいておく。不満分子を取り込み、支持を取り付ける。
7 緊張を和らげる。極度の緊張状態では、ユーモアで部下をリラックスさせるとともに、忙しくさせる。
8 過去にこだわらない。過去の失敗を悔やんだり、どうにもならないことを気に病んで、時間や労力を無駄にしない。
9 助言や情報は多方面から求める。ただし、最終的には自らの良識に基づいて決断すべきだ。
10 危機を乗り越えるために、全員を巻き込む。
11 忍耐強くあれ。事態の推移を見守るのが最良の選択である場合もある。
12 不人気な考え方を理解してもらうには、部下に十分な時間を与える。

 

 
    7.V字回復の経営 三枝 匡 著  
   

発行元/日本経済新聞社 発行日/2001年9月17日 本体価格/1,600円 ページ数/381ページ

 2年で変わらなければ、10年経っても変われない!
「同じ人々が、同じ会社で、同じような行動パターンを続けていて、果たして会社を変えることが可能なのか。」

 会社を元気にする上で一番大事なのは、危機感をバネに心と行動を束ね、全員が一つの方向を向いて走ることである。

◆ 改革のための8ステップ
1 このままでいけば事業はそうなるのか、という「成り行きシナリオ=見通し」を描く。
2 この「成り行きシナリオ」と「あるべき姿」を比べて、社内に危機感を作り出す。
3 問題を生じさせている原因を分析する。
4 改革のシナリオをつくる。
5 決断を下しながら、改革のシナリオを固めていく。
6 改革のシナリオを各部署の行動計画へと落とし込む。
7 改革を実行する。
8 リスクに挑戦したチームの努力・成果を正当に評価する。

 

 
    8.クリティカルシンキングの技術 寺田 欣司 著  
    発行元/オーエス出版社 発行日/2001年10月15日 本体価格/1,800円 ページ数/222ページ

 クリティカルシンキングとは、「物事を批判的に見ることによって正しい認識と理解を得る」思考術のことである。経験と横並びの2つの判断基準がないところで、正しい判断を行うことが必要であり、そのための前提条件が「問題を正しく認識・判断する」であり、その方法がクリティカルシンキングである。

◆ 知識が判断を混乱させる! 先入観と最初の情報が基準になる⇒「心理的過ち」になる

◆ 心理的過ちを避けるために
1 予断を持って情報の意味を判断しない
2 対象物を全体印象で即断せず、それを構成している要素に分解して見る。
3 手順を踏んで、単純なものから複雑なものへと思考を進める。
4 情報の見落としや論理の飛躍がないか徹底的に見直す。

 柔軟な思考客観的な観察によって、最後まで突き詰めること。これがクリティカルシンキングの条件である。

  

 
    9.失われた「売り上げ」を探せ! 小阪 裕司 著  
   

発行元/フォレスト出版 発行日/2001年11月6日 本体価格/1,500円 ページ数/267ページ

 商売の相手は「ひと」である。したがってそこには、時代の変化を超えた普遍の真髄がある。つまり、好景気であろうと不況であろうと、商売の核心は「お客に対して動機付けできているか」にある。

 その動機付けの中で最大最強のものは、「生活に別の次元を加える冒険」を与えることである。人々が持っているのは「商品」そのものに対する「欲求やニーズ」などではなく、「ワクワクする毎日を過ごしたい」という願望なのである。したがって売る側は、暮らしに「ワクワク」を加えるためにはそどうすればいいかという「教え」を持つ「マスター(師)」でなければならない。

 この「ワクワク系マスタービジネス」の精神こそ、すべての商売に通じるものなのである。

 そしてその「教え」に対して、お客が「自分の探していたものはこれだったんだ」と思うかどうか、すなわち「共感」を抱くかどうかかビジネスのカギになる。
 そうした共感の源は、まず売る側自身が「教えることにワクワクしているかどうか」にある。
この意味で、ビジネスにおいても「自分の内にあるものを表現する力=自己表現力」が不可欠な時代になっている。

 とはいっても、自分の教えを手前勝手に押しつけるということではなく、まず「お客がワクワクする世界を考える」ことからはじめなければならない。そのためには、師でありながらも弟子(お客)の意見や要望に耳を傾けるとともに、弟子よりどんどん先に新しい体験を重ねて「感性」を磨いていく必要がある。

 その上で「ワクワク系マスタービジネス」の力を最大限に高めるためには、「ネーミング」「メッセージ」「コミュニティ一」という三種の神器が不可欠になる。
それぞれ具体的なー例を挙げれば、何の「マスター」であるのかが云わる社名や屋号、商品の情
報ではなく「教え」の内容を示すPOPやDM、教えに「共感を抱いてくれたお客との接触回数を増やすこと、である。

 

 
    10.狂牛病(人類への警鐘) 中村靖彦 著  
    発行元/岩波新書 発行日/2001年11月5日 本体価格/700円 ページ数/226ページ

・ 狂牛病とは
 狂牛病は、1985 年にイギリスで初めて発生した(公に認められたのは86年)。
以来、世界こ広がり続け、現在、100カ国で狂牛病が発生しているという。
病気の原図よ「プリオン」という蛋白質。
病気にかかった牛の脳にはスポンジ状の空洞ができ、中枢神経が機能しなくなる。
潜伏期間は普通2-8年で、人間にも感染する。
2001年6月末現在、イギリスでの発症者は102人で、うち96人が死亡。フランスでは3人、アイルランドで1人が犠牲になっている。
「一度かかれば、ほぼ100%死亡する」という事実が人々を恐怖に陥れている。

・ なぜ、狂牛病は広がったのか?
 狂牛病は、ブリオンが引き起こす「スクレイビー」という病気にかかった羊のくず肉や骨、およびそれらから作った「肉骨粉」を牛に与えたために起こったとされる。
イギリス政府は88年には肉骨粉をはんすう動物に与えることを禁じたが、そのー方、製造までは禁
止せず、島や豚などに与えることは認めた。
肉骨粉は廃棄物を利用するため価格が極端に安く、できるだけそれを使い続けたかったからだ。
こうした経済の論理の優先が病気の拡大を招いた。

・  狂牛病をめぐる騒動から学ぶべきこと
 狂牛病騒動は、今の畜産経営の過剰な商業化、効率化に警鐘を鳴らした。
安いからといって、羊などのはんすう動物から作る肉骨粉を、同じはんすう動物の牛に与えるのは共食いであり、自然こ反する。
牛の健康のため'こは、牧草など繊維質を多く含むえさを与えるなど、「自然な畜産」がもっと考えられてよい。

 消費者側も自らの食生活を見直す必要がある。
今日、安い輸入食材が激増しているが、ともするとその素性を知らぬまま口にすることが増えている。
安さを喜ぶだけでなく、時には今の食生活に疑問の目を向けることが、災いを未然こ防ぐことにつながる。