Click here to visit our sponsor

トップページ評価の基本評価のQ&A人事制度の基本有名人の評価言いたい放題掲示板

      言いたい放題 20  
    96. トヨタ、年齢給を全廃  
   

トヨタ、年齢給を全廃 新制度導入へ労使合意

 トヨタ自動車は13日、工場などで働く技能職社員の給与のうち、「年齢給」を廃止し、技術の修得といった能力を中心に評価する給与体系に変えることで、組合側と基本合意したことを明らかにした。細部を労使で協議し、来年4月に新制度をスタートさせる。
 定期昇給の中心となっていた年齢給の廃止で、年功序列の色合いは大きく後退。退職金も来年10月から在職時の資格や成果により差が広がる新制度を導入する。既に管理職や事務・技術職では年齢給をやめており、これで年齢給は全廃となる。(共同通信)

年功型の代表格であるトヨタの転換で、成果主義に移行する流れが一気に速まりそうだ。
能力や成果の判定方法がますます大事になってくる。


・ 成果主義賃金に全面移行へ ソニー、諸手当を全廃 - 共同通信(11月29日) 
・ 松下が年功型賃金を全廃 来年4月から全社員対象 - 共同通信(11月26日) 
・ 日立、全従業員に成果給 「定昇」も廃止 - 共同通信(11月5日)


 

 
    97.定期昇給、7割が「廃止」か「検討」  
     毎日新聞社が実施した主要企業112社のアンケートで、無回答を除く98社のうち、年齢や勤続年数に連動して自動的に賃金が上がる定期昇給(定昇)を「廃止した」「若手社員を除き廃止した」と答えた企業が5割近くに上った。「廃止を検討中」の企業も2割あり、「存続する」と答えた企業は3分の1にとどまった。(毎日新聞)

 えッ、3割以上の企業が自動的に昇給する仕組みを残すのか?

 

 
    98.スポーツの公平  
      例えば、ボクシングや柔道などは体重別になっている。身長より体重のほうが本人の努力によりコントロールしやすいと思うが、それでも個人の努力がより反映するように、体重別になっている。体重が重いからといって、スタミナやスピードの点から一概に有利とは言えないのに、体重別になっている。より同じ条件で戦おうという精神の表れであろう。

  それに引き換え、バスケットボールやバレーボールは身長の高いほうが明らかに有利であるにもかかわらず、身長別になっていない。もの心がついてから努力してもなかなか思い通りにならない身長で有利不利がきまってしまう。公平なスポーツといえるのであろうか。

  チームの平均身長による制限を加えると面白いと思う。例えば平均身長を185cm以下とした場合、背の高い選手を使えばその分背の低い選手が必要となり、その辺のコンビネーションがひとつの作戦となりより面白くなるのではないだろうか。

 身長の影響を受けないように、ゴールやネットを異常に高くするという方法もあるが、そうすると違うスポーツになってしまう。やはり、平均身長による制限を加えるのがよいよいだろう。

  今のままであれば、2m20cmクラスの選手で構成するチームが現れたらスポーツとして成り立たない。特別な肉体を持った人が行うエンターテインメントになってしまう。それはそれで、大男が繰り広げるプロレスと同じに考えればよいのであろうが、・・・・。

 

 
    99.米国産牛肉輸入禁止論  
     BSEの問題で米国産牛肉の輸入が禁止され、牛丼の販売が中止になった。私は牛丼のファンではないが、輸入の禁止の是非について色々が議論がある中、疑問に思うことが2つある。

 まず、「日本が全頭検査しているから、アメリカも全頭検査すべきだ。」という意見であるが、自分たちがしていることを、相手にも求めるというのは、ちょっとおかしいと思う。問題はアメリカ産の牛肉の安全性の問題であり、日本が全頭検査していようがいまいが関係ないことである。科学的にあるいは客観的にアメリカ産の牛肉が安全かどうかの判断ににより、輸入すべきかどうか決定すればいいことであり、日本がどうしている、云々は関係ないことである。
 このような論調は、他の事件でもよく耳にする。
巨額脱税事件に対して、私たちはちゃんと払っているのに、・・・・・・・・
公務員の天下り役員に対して、私たちは一生懸命仕事しているのに、・・・・・・・
政治家の汚職事件に対して、私たちはまじめに働いているのに、・・・・・・・
 など、すぐ「私たち」と比較して、相手を批判しようとする。「私たち」がどうであろうといけないことはいけないのである。それじゃ、「私たち」がしていたら、相手もしてもいいのですか?日本が全頭検査していなかったら、肉の安全性にかかわらず、全頭検査しなくてもいいのですか?と言いたくなる。

 それから、安全にはコストがかかるということである。安全安心というが、どこまでコストを掛けますか?負担しますかという議論が抜けている。もし仮にアメリカが全頭検査を実施しそのコストを牛肉の値段に上乗せしたら、吉野家の牛丼は復活するのだろうか?安いからアメリカ産の牛肉を使う(もちろん味もあるが)わけであり、高ければ使えなくなってしまう。牛丼も安いから人気なのであって、高ければどこまで売れるのか?
 やはり冷静に、安全に対してどれだけのコストが負担できるのかを検討すべきであり、感情的に安全安心と叫んでるだけでは問題の解決にはつながらないような気がする。

    1万円払えば90%の安全を保障します。
   10万円払えば99%の安全を保障します。
  100万円払えば99.9%の安全を保障します。
 1000万円払えば99.99%の安全を保障します。
    1億円払えば99.999%の安全を保障します。
    1兆円払えば99.999999999%の安全を保障します。

 という場合、どこで折り合いをつけるかの問題だと思う。
アメリカが100万円で99.9%の保障で良しと思っており、日本ではコストは考えずに限りなく100%に近い保障を求めているような気がする。感情論ではなく現実的に議論することが必要ではないだろうか。

 

 
    100.魔女狩り報道  
     以前アメリカで、コーヒーでやけどした人が「やけどしたのはコーヒーが熱いからだ」とマクドナルドを訴えたというニュースを聞いたことがある。その後どうなったかは忘れたが、そんな訴訟があるのかとびっくりした。

 先日、自動回転ドアの事故でいたましい事故があった。事故にあった方には哀悼の意を表する。ただ、マスコミの報道を見ていると、すべて回転ドアが悪いような報道が多いのにびっくりする。
動いているトラックに頭から飛び込めば、普通はけがをする、場合によっては死亡する。
同じように直径5メートルもあるドアに飛び込めば事故になる。
トラックだってブレーキを踏んでもすぐには止まれない。運転席から見えない死角もある。
でも、トラックが悪いという人はいない。飛び込んだほうに責任がある。
  ところが、今回の回転ドアの事故では、センサーが働いてから止まるまで25センチ動くとか、センサーに死角があるとか、すべて回転ドアが悪いような報道になっている。そのため、全国の自動回転ドアが使用停止になっているようである。トラックで事故があったから、全国のトラックを使用しないというのと同じ論理である。本質は何か?マスコミ報道に惑わされてはいけない。

 そういえば、携帯電話を使った事故事件が相次いだとき、一斉に「携帯電話が悪」というような報道が飛びかった。「包丁だって使い方を誤れば命を落とす、携帯電話も使い方の問題である」と思ったが、当時は携帯電話そのものが悪という論調であった。今、メジャーになった携帯電話に対して、そんなことを言う人はいない。当時、めずらしかったからたたかれた。

 鳥インフルエンザの事件も、鳥インフルエンザ自体では国内で誰も病気になったり死亡したりしていないのに、その過剰報道で自殺者が出てしまった。通報が遅れた、感染を隠したという責任はあるけれども、元々は被害者だ。一般人だからたたかれた。権力者だったらどうだろう。

 マスコミの魔女狩り報道は「めずらしくて、弱いものを一転集中で短期的にたたく。」ということである。惑わされないように注意しよう。

 話によると、オースラリアでも選考会で失格したソープに変わってオリンピックの出場資格を得る成績を出した選手に、オリンピック出場を辞退するように強要するような報道がされているという。どこの国でもマスコミは弱いものをたたくのがお好きなようである。