■ 言いたい放題 7 | |||
31.仕事と作業 | |||
新入社員研修でいつも「会社に入って作業をするな。仕事をしよう」といっている。 作業は言われてことを言われたとおりに行うこと、そのやり方を覚えてその通りに行うこと。仕事は目的を考えて、その目的に合うように行うこと。言われたことはもちろんするが、それ以上に目的を考えて行うことが仕事である。 例えば、「この書類コピーとって」といわれて、ただコピーするだけは作業。誰でもできる。作業ロボットであり、代わりはいくらでもいる。その書類の内容をみて、お客様に送るものだとわかった、たまたま汚れがついている。これを修正液で修正してからコピーをとる。これが仕事。 仕事には必ず目的がある。その目的を考えて、その目的に合うようにするのが仕事。そして、仕事をする人は存在感がある。いなくてはならない人材になる。作業している人は別に誰でもできる。代わりはいくらでもいる。ロボットでもできる。 会社に入るなら、作業ロボットではなく、人間として仕事をして欲しいものだ |
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32.カンニングの勧め | |||
テストでカンニングをする。いけないことである。テストとは本人の能力を測定するために行うものであり、独力で行ってはじめて測定できる。カンニングしたのでは、正確に測定できない。 それでは仕事でのカンニングはどうであろうか。 |
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33.人生の連続性 | |||
人生は連続している。突然変異で人生が変わるということはめったにない。 そして、同じ様に今の自分の行動が将来の自分を作るのである。 |
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34.時間単価 | |||
新入社員で給与15万円であっても、会社としてのコストは、社会保険料の会社負担分や退職金の積み立て、賞与の月割り分、教育研修費、健康診断料、通勤費などを考慮するとその1.7倍位かかっているといわれる。 ということは、一人1分あたり25円の付加価値を生み出してはじめて、会社に損害を与えないということになる。 1分間ボーとしていると、25円づつどぶに捨てているのと同じである。実際のお金をどぶに捨てる人はいないと思うが、目に見えない時間はつい無駄に過ごしてしまうことがある。しかし、それは1分につき25円どぶに捨てているのと同じことである。 昔から、一人前の社員というのは自分にかかる人件費の3倍稼ぐといわれる。 |
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35.仕事は仕事、遊びは遊び | |||
若いころ、上司から「仕事は仕事、遊びは遊び、ケジメをつけてやれ」と言われたことがある。 そんな馬鹿のことはない。仕事は仕事でおもしろい、遊びは遊びでおもしろい。そのおもしろさの質はちがうかもしれないけれど、どちらもおもしろい、と考えたほうが人生楽しいのではないだろうか。 家事も含めて、男も女も仕事とは切っては切れない縁がある。社会にかかわるという意味で、お金のある無しにかかわらず、一生仕事を続けるであろう。その仕事がつらくて嫌なものだったらこんな不幸はない。 |