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      言いたい放題 6  
     26.やっぱり長嶋監督  
     2000年8月23日の対広島戦を見て、やっぱり長嶋さんだと思った。
試合は斎藤将樹投手の今季初先発で初勝利目前の3対1、9回2アウトでこれまで好投の岡島投手に替えて「ピッチャー桑田」。その桑田が四球を続けてホームラン。結局、4対3で逆転負けした試合である。

 桑田が打たれたという結果は別にして、なぜ、岡島を替えたのか。ここに長嶋監督らしさが出ている。
「試合に勝つ」ということを目的にしている監督ならば、それまでテンポよくアウトを取った岡島投手を替えないであろう。長嶋監督の試合終了後のコメントに「大事に行き過ぎた」とあるが、本当にそうなら9回頭から桑田投手でいくべきであり、優勝が決定する試合でもないのに9回2アウトランナーなしで投手交代は「試合に勝つ」という観点から見れば明らかに判断ミスである。

 しかし、長嶋さんは「試合に勝つ」事を目的にしている普通の監督ではなく、「面白くして勝つ、お客に喜んでもらって勝つ」事を目的にしている監督なのである。
あのまま岡島投手で勝てるのはわかっていたが、せっかくの斎藤投手の今季初勝利を同じベテランの桑田で締めくくって、より多くの感動や話題を提供したかったのである。
 さらに中日が負けていることを知って、このまま無難に勝って8月中にマジックが出てしまったらペナントレース野球そのものがつまらなくなってしまうこともあり、リスクを覚悟で投手交代を決断したのであろう。
 桑田で勝てば、よりお客さんに喜んでもらえる。もし、桑田で失敗してもマジック点灯が延びペナントレースが盛り上がる。どちらに転んでも野球ファンに喜んでもらえる。
このような判断で投手交代を決断したのであろう。

やはり、監督を超越した監督といわざるを得ないのではないだろうか。

 
     27.職業観の評価  
   

 どのような職業観を持っているかは自由です。
価値観の多様化により、管理職を目指して仕事をする人もいれば、仕事は仕事と割り切って仕事する人もいます。
どんな仕事でもやってみたいという人もいれば、慣れた仕事、同じ仕事を続けたいという人もいます。
 どのような職業観を持っているかは自由であり、それを理由に評価に差をつけることは許されません。人事考課は行動事実や仕事の結果を評価するものであり、本人の価値観や職業観を評価するものではありません。

 しかし、仕事の与え方となるとどうでしょう。
仕事には、高度の判断を伴う仕事もあれば、単純な定型業務もあります。仕事の完結までに長期間かかるものや短時間で終わるものもあります。一旦任せるとなかなか代わりを作れない仕事もあれば、すぐに代わりが見つかる仕事もあります。
 そうなると、営利を目的とした企業である以上、個人の職業観に合わせて仕事を与えるることが必要となってきます。すなわち個人の職業観を尊重した上で、その職業観に見合った仕事を与えるということになります。そのほうが、
本人にとっても会社にとっても幸せだと思います。
アンマッチはお互いに負担と不満を残します。

 問題はその職業観をどうやって判断するかということです。
本人に聞いても正しい答えが返ってくるとは限りません。そうなると日ごろの行動や言動から判断するほかないのです。原則的にはその人の職業観はその人の行動に現れると考えざるを得ないでしょう。
 一般的に中小企業では、よく休む人、残業をよく断る人は職業観が低いと考えられ、その職業観に見合った仕事しか与えられなくなります。それはそれで本人は気楽でいいし、会社もそれで都合がいいということになります。(そのような仕事があればの話ですが)

そうなると、評価の対象となる職務遂行能力はどうなるでしょう。
職務遂行能力とは、基本的には仕事を通じて向上するものであり、そのような仕事の与え方になると、能力開発を促すような仕事に携わることができない場合がでてきます。
結果として、職業観が評価に影響を及ぼすことになります。職業観の低い人は評価も悪くなるということになります。
職業観とは自己の責任において形成されたものであり、その職業観を尊重した結果が評価に結びつくわけですから、これはこれでヨシとしなければならないでしょう。

 ただ、ここで注意しなくてはならないのは、本人の職業観は高いのに、家庭の問題や私生活の問題で、本人の意思に反して職業観がひくと判断される行動を取らざるを得ない人(例えば休まざるを得ない人)の場合です。
企業の側から判断すれば、どのような事情であれそのような行動であればそのように判断せざるを得ない、ということになります。
働く側からすれば、私はどんな仕事もやりたいのです。もっと価値ある仕事をください。よく休むのは私のせいじゃなくて家庭の問題なのです。あるいは、社会制度の問題なのです。私は職業観が高いのです、ということになります。
しかし、営利を目的とした一企業が家庭の問題や、社会制度の問題まで考慮していたら、株主にたいして背任行為となってしまいます。
理由はともあれ、よく休むということがわかっている人に、重要な仕事を与えれば、後で会社にマイナスを及ぼすということは明らかです。

やはり、行動事実で判断するしかないでしょう。  
 

 
     28.賃金格差  
     今週(2000/12/16号)の週刊ダイアモンドの特集は「嫉妬の賃金格差」である。
 年収ランキングを見ると上位はテレビ局が独走、その後製薬業界、金融機関などが続く。すなわち規制産業が年収上位を独占している状況である。(以下抜粋)
 それに対して、電気機器や輸送用機械、機械などの産業は上場企業平均を下回っている。国際競争力を有する産業より、規制産業のほうが給与が上なのである。これは異常な姿であり、「日本では長らく賃金の市場メカニズムが働いてこなかった」ことを意味する。
 成果主義導入企業は、急な勢いで増加しつつある。企業業績、国際競争力に応じて、さらには職務や成果に応じて報酬が支払われる「市場メカニズム」が浸透していくことになる。
 成果主義賃金の進展は、日本経済の構造転換を促し、立て直す大きな原動力になりうるのだ。

年収ランキング(上場企業、ソフトバンクは除く)(有価証券報告書の記載ベース)
平均年収上位15社 平均年収下位15社
社名 平均年収 平均年齢 社名 平均年収 平均年齢
フジテレビ 14,674,000 39.7 田谷 2,633,234 25.4
日本テレビ 14,071,527 38.3 ビケンテクノ 2,942,820 49.6
朝日放送 13,615,000 37.9 九州耐火煉瓦 3,060,536 44.3
TBS 13,542,000 41.4 日本管財 3,183,458 47.9
ニッポン放送 12,411,000 38.8 新日本紡績 3,267,061 37.6
中部日本放送 11,601,176 36.6 深川製磁 3,267,041 41.6
三井物産 11,475,000 39.9 マルミヤ下川 3,289,528 35.2
RKB毎日放送 11,390,016 41.5 上毛撚糸 3,308,544 45.6
三菱商事 10,879,418 41.1 大成 3,334,445 48.0
中部証券金融 10,650,000 50.3 トランスコスモス 3,338,700 27.0
三井不動産 10,407,000 37.9 グリーンクロス 3,341,387 32.9
住友商事 10,367,397 38.7 コジマ 3,353,000 26.0
富士火災海上 10,299,255 41.4 南海ブランド 3,369,900 38.8
エーザイ 10,182,995 40.7 ニコニコ堂 3,383,350 35.0
武田薬品 9,780,000 43.5 東京美装興業 3,425,000 46.6

 業界別平均年収

石油・石炭 759万円 医薬品 741万円
保険 754万円 電気・ガス 693万円
海運 788万円 電気機器 582万円
空運 785万円 輸送用機器 564万円
通信 780万円 機械 562万円
上場企業平均 594万円    

この年収ランキングは、利益との相関関係はほとんどない。
一人当たりの営業利益ベストスリーは「京阪神不動産』「任天堂』「ゴールドクレスト』だが、それぞれの年収は、668万円、791万円、748万円にとどまっている。
 

 
     29.新大久保駅の転落事故  
     新大久保の線路転落事故(人助け死亡事件)どう思われます?
嫌なニュースが多い中で、人として素晴らしい行動ですが、なんか考えさせられる事故でした。お亡くなりになった方にはご冥福をお祈りいたします。
 そこで考えてみたいのは、助けに行かなかった他の人たちのことです。その場に自分がいたらどうするかは別にして、客観的にその他の人たちのことを考えてみました。

分類1
 「ああ落ちた。バカだな〜」と初めから他人事、傍観者だった人。
 事故後も、野次馬根性で見学し、その後、他人に自慢して事故の様子を話している。
 「いい場面に遭遇できた」と思っている。アッケラカン!

分類2
 「危ない、助けなくっちゃ」と思ったけれども、体が動かなかった人。
 事故後、自分の行動力・勇気のなさを悔いて少し悩む。これが普通?

分類3
 「危ない、助けなくっちゃ」と思ってすぐに、ホーム端まで助けに行ったけれども、そのときの状況(逃げ場の有無や電車との間隔など)を瞬時に判断して、逆に助けに行こうとする人を制止した人。
 事故後、被害者が増えたことを無念に思いながら黙って立ち去る。

分類4(今回の助けに行った人)
 「危ない、助けなくっちゃ」と思ってすぐに、状況にかかわらずホームに飛び降り助けようとした。結果として、救出失敗。救出にいった人も死亡。
 事故後、世界に「人間愛と勇気の素晴らしさ」という感動を与えたが、家族には悲しみを与えてしまった。

自分がそのような状況で「どうするか」ということは、その場の状況でどうなるかはわからないが、「どうすべきか」ということは、日ごろから考えておく必要はあると思う。

 人間としてのあるべき行動は何?
 

 
     30.学歴について1  
     >kanaさんから見て学歴はどういうもの、ととらえているんでしょうか??

 基本的に、仕事をするの学歴は関係ないでしょう。(個人的な考えです)
(その学校で勉強した知識を必要とする場合を除いて。例、医者、薬剤師など)
仕事で必要なのは、若いうちに、何かに熱中した、集中したという経験だと思います。
勉強に限らず、スポーツでも何でも、一時期、何かに没頭したことのある人は仕事でも、いざとなったらすごい力を発揮できると思います。

 大学に入るために何時間も集中して勉強をしたという経験はいいと思いますが、たいして勉強もしないで、大学にいきましたというだけじゃ意味がないんじゃないでしょうか。
高校時代にスポーツとか何かに熱中した人のほうが仕事でも使えるようです。
難関高校の高卒と、三流大学の大卒と比較すると、高卒の方がずっとしっかりしている例はたくさんあります。高校入るときに努力したんでしょうね。

ただ一般には、高校時代スポーツに熱中しましたといっても、客観的にその度合いが判断できないので、客観的な学歴で判断するのでしょう。
最近は分数ができなくても入れる大学があるみたいですから、大卒がみな努力しているとはいえないので、あまり意味ありませんね。

と思います。