■ 評価のQ&A 4 |
|||
基本的に、手伝ってもらおうが、仕事が完了すれば(その出来栄えが期待通りであれば)成績考課は期待通りB、能力考課はその仕事が等級相当であれば期待を下回るCとなります。 成績考課はありのまま、能力考課は手伝ってもらったなどの中間項を割り引いて考課します。 |
|||
始業は朝8時なのですが、会社全体で7時55分からラジオ体操をしています。このラジオ体操にちょくちょく遅れるのは規律性でマイナス評価してもよいのでしょうか? 難しい問題ですが、基本的には人事考課には反映しないと考えるのがよいでしょう。 |
|||
遅刻をすると規律性でマイナス評価ということですが、理由のある遅刻や不可抗力での遅刻もマイナス評価になるのでしょうか? いいえそんなことはありません。規律性は取り組み姿勢や意欲のことを評価するわけですから、そのような理由のある遅刻は規律性には反映しません。規律性に反映するのは本人怠慢による遅刻のみということになります。 ただし、遅刻に関して言えば、いかなる理由があれ遅刻した時間は仕事をしていないわけですから「no work no pay」の原則で賃金カットになるのは当然です。 |
|||
製造部門の中に若手社員の中に、茶髪やピアスをしている者がいます。仕事には支障はないのですが、お客が来るとみっともないからやめるようにいっているのですが、いうことを聞きません。この場合、規律性はマイナス評価にしてもよいのでしょうか。 これも難しい問題ですが、仕事に支障がなければ人事考課には関係ないと判断せざるを得ないでしょう。これらは個人の感性の問題ですから、上司がみっともないといっても、本人はそれがかっこいいと思ってやっているわけで、そのことを捕らえて人事考課に反映はできません。 また、電話応対を行う人が大きなイヤリングをしている。電話応対に不都合があるので勤務時間中はずすように命じたがはずさなかった場合はどうでしょう。これは業務に支障を生じる可能性が強いわけですから、人事考課の対象に入ります。この場合は規律性でマイナスが妥当でしょう。 |
|||
人事考課力診断テストで「英会話の勉強をしているのは自己啓発と考え積極性で評価する。」は×になっていますが、その辺の考え方を教えてください。 「英会話の勉強」は、確かに自己啓発にはちがいありませんが、人事考課に反映する場合は、業務に発揮されたことが条件になります。 自分でどんな勉強をするかは自由であり、それらは自己啓発の一つであると考えられます。しかし、人事考課は仕事に関する行動と結果の評価ですから、業務に発揮されないと 例外として、今の仕事には直接関係ないけれども、将来、仕事上必要と思われる内 いずれにしましても、本人の「勉強してますよ」という自己申告だけでは評価の対象にはならないということです。 |