■ 評価のQ&A 2 |
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「少しネクラなタイプの若者がいます。仕事が遅れたり、ミスがあっても同僚や先輩はだれも助けてくれません。他の人であれば、回りの人が協力して何とか仕事は完了するのですが、彼の場合は、いつも残ってしまいます。
しかし、協調性は協力する方の問題であって、協力される方は関係ありません。協力するほうが、選り好みの協力をしているわけですから、そちらの方を協調性で「C」とすべきです。 |
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「受付にいつもの加藤さんに変わって田中さんが座っていました。「どうしたの?」と尋ねますと、「加藤さん、風邪ぎみで病院に行っているんです。その間だけ、私が見てあげることにしました」という返事です。田中さんはよく他人の仕事を手伝ってくれます。 このケースの場合田中さんの日頃の行動から、責任性が『A』(困難を克服し、自分の業務を最後までやり遂げようとした)、または責任性が『B』(自己の業務を最後までやり遂げようとした)であれば、協調性を『A』と考課してもよいです。 |
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「仕事の応援を頼むといつも手伝ってくれるのですが、恩きせがましいことを言ったり、いやな顔をしたりします。
この場合も、事実だけを冷静に判断します。いつも手伝ってくれるのですから、協調性「B」となります。人のいやがる仕事や緊急の頼みごと、また、自分自身が忙しい時の手伝いであれば「A」となります。 |
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「多少手が遅くても、時間ぎりぎりまでコツコツ仕事をやっているタイプと、 手が早くて、時間前には仕事を完了し、雑談しているタイプがいます。 一人一人、別々に考えます。まず、手が遅いということは能力(技能)に問題があると考えられます。時間ぎりぎりに仕事が完了するということは成績考課(仕事の量)に問題があります。自分の仕事を完了するためにコツコツやるのは当たり前です。 また、手が早くて時間内に仕事が完了するということは、その仕事の難易度にもよりますが、等級レベルの仕事であると考えれば、能力(技能)[A]、仕事の量「B]または[A]となります。 |
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「仲間うちで話をしているときは、全く問題ないのですが、お客さんの前や会議の席で話をするときは、上がってしまい、何をいっているのか分からなくなってしまいます。 こんな場合、表現力はどう考えればよいでしょうか。」 お客さんと話をしたり、会議で発言することがその人の職務の中に入っており、等級にふさわしい内容の話であれば、当然人事考課の対象になります。 人には性格や身体的なものなどで、向き不向きの仕事があります。 |